野球拳とパンティの話

新たなエロの地平

普通の写真と「エロい何か」を組み合わせることによるエロ融合、新世界を垣間見たことが、パケつく開発につながっているのかもなぁというのは前回の通りです。

そんなNEH(New Eros Horizon:新たなエロの地平)とでも言いましょうか、何かそんなソレ発見への旅路の途中で、今でも脳裏に焼き付いている出来事があります。

野球拳ゲーム

昔まだ小学生だった頃、私の地元のゲームセンターには、野球拳のマシンが置いてありました。

これが、野球拳で相手の女の子の最後の1枚を脱がすと、景品でパンティが出てくるという、まあこのご時世じゃ新機種の登場を望むべくもないようなシロモノでした。

今考えれば「野球拳の最後の1枚=パンティ」なので、野球拳の戦利品としてパンティを得るという帰結は至極納得で、全くもってナイスなアイディアです。

とはいえ当時の私は、勝ったらパンティが出てくることなどつゆ知らず、

「じゃんけんで勝ったら、もしかしたらパンツの中が見えるんだろうか。見てぇなあ。ああ見てぇなあ」

ぐらいしか考えてなかったような気がします。

で、1回100円だったんですが、小学生にとっては「野球拳がしたい!」などという刹那的なエロギャンブルに投じるには、100円はあまりにも大金でした。

そのため、友達と一緒にゲーセンをうろついては、大人がやっている野球拳の筐体を遠巻きに眺めてナニをガッチガチにするのが日課になっていました。

しかし、最後まで脱がしきることが出来た頼れる大人は、1人も現れませんでした。

まったく、ろくでもない大人たちです。

トランペットと少年

トランペットと少年

トランペットと少年

そんな、ショーケースの中のトランペットを眺める少年のように、大人たちがやってる野球拳ばっかり見ていた私に、とうとうその時が訪れました。

ある時、カネまわりが良く、駄菓子屋で友人におごってはいい気になっていた同級生のボンボンと一緒に、ゲーセンに遊びに行くことになったのです。

そして、さも偶然を装って野球拳の筐体前までボンボンを連れてきてから、

「なにコレ野球拳とかあんじゃーんバッカじゃねーのコレ!エローい!誰がやんだよ超ウケるーマジ誰もこんなのやらねっつーの!ネタとかじゃないと無理っつーの!むしろ逆にネタでやってみてーわーマジでーワッハッハ!ていうかちょっと1回だけやってみません?」

みたいなことを、汗をかきながら早口でまくしたてた気がします。

私のことを訝しげに眺めるボンボンも、エロの欲求には勝てなかったようで、結局ボンボンのおごりで1回づつ野球拳にチャレンジすることになったのですが、そこで1発でクリアーし、最後まで脱がせることに成功してしまったのですね。

ちなみに女の子に勝って最後まで脱がしても、アソコは見えませんでした(当たり前)。

ちょっと長くなったので次回へ。

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